WinSCPでAmazon LinuxにSFTP接続してみた
はじめに
WinSCPはWindowsで動作するオープンソースのFTP/FTPS/SFTPクライアントです。 Windowsで気軽に利用出来ることから、資材転送などに利用されている方が多いのではないでしょうか。 今回はWinSCPを使ってAmazon LinuxにSFTP接続を行う手順をご紹介します。
WinSCPのインストール
ダウンロードページにアクセスし、[Installation package]を選択します。 EXEファイルがダウンロードされるのでウィザードに沿ってインストールします。 インストールオプションは全てデフォルトとし、検証時の最新のバージョン5.9.2を利用しました。
接続の許可
SFTP(SSH File Transfer Protocol)で接続出来るようにします。 セキュリティグループでSSHの許可を最低限の送信元に与えます。 具体的には開発会社やAWS管理者などメンテナンス拠点のIPアドレスを指定します。
タイプ | プロトコル | ポート範囲 | 送信元 |
SSH | TCP | 22 | メンテナンス拠点のIPアドレス/32 |
WinSCPでの接続
WinSCPを起動し、ホスト名:パブリックIPとユーザー名:ec2-userを指定します。
[設定]を選択します。
左メニュー > 認証を選択し、秘密鍵を選択します。 秘密鍵はEC2作成時に指定したものです。
拡張子が「.pem」のファイルを選択し、[開く]を押下します。
「秘密鍵 OpenSSHをPuTTY形式に変換しますか?」とのメッセージが表示されます。 [OK]を選択し変換します。
PuTTY形式の秘密鍵を保存するフォルダを指定し、保存します。
PuTTY形式の秘密鍵が指定されているはずです。 [OK]を選択 > [ログイン]を選択すると接続できます。
以下のように表示されれば、接続完了です。 左ウィンドウがローカル、右ウィンドウがAmazon Linuxです。
右ウィンドウにファイルをドラッグアンドドロップすると、Amazon Linuxの「/home/ec2-user」に転送されます。
SSH接続し、「/home/ec2-user」をlsすると転送したファイルを確認出来ます。
終わりに
WinSCPを使ってAmazonLinuxにSFTP接続する手順を紹介しました。 AmazonLinuxへの資材転送などに利用出来るかと思います。